2日目(ミラノ〜ヴェネチア)

朝6時起床。
なんとも朝型なスタート。
二人とも朝弱いわけではない、かつ、人ごみ歩くの好きじゃないから早めに仕掛けよう、ってことで決めたこと。
こういう生活習慣が合うって、特に長めの旅行では大事だな。

窓から見える朝焼けが綺麗だった。
ちょっとした感動、イタリア旅行の幕開け。

朝食はビュッフェ形式だったから、2人でたらふく食べる。
果物の生絞り機があってびっくり。
ナス君はしきりに「こんなの今までなかった」と連呼。
確かに、日本でもそんなのないよなぁ。

8時過ぎ、まだ動き出してはいないミラノ市内を、駅から中心部に向かって歩く。
あとで思えば、ミラノが一番「都市」という感じ。
他のとこではビルってものがそもそも見当たらない。
スカラ座・ドゥオモ・スフォルツェスコ城と主だった観光地をとりあえず押さえる。
お城付近では日本人ツアー客が大挙して現れがっくし。
頼むから異国情緒というものを壊さないでくれ。

一息つくのに、友人から出国前に教えてもらったミラノの有名カフェCAFFE COVAに行き、エスプレッソを飲む。
うまい。
苦味の後に来るこの味わいを知らなかった。
1回ドトールで飲んで、苦いだけだと敬遠していた自分が恥ずかしい。
この後、この旅行中は毎日エスプレッソ飲みました。
この嗜みは日本でも続けたいものです。

昼前にチェックアウトして駅へ。
今回は周遊なので列車移動。
ってことでユーレイルパス、日本で言う18切符を持って駅でヴァリデートしてもらう(使える状況にしてもらうってこと)。
このときも果敢にイタリア語を使ってみるが、
どんなにこっちがたどたどしくても早口で返されてしまい、結局英語で。
イタリア人冷たいと感じた瞬間。

ヴェネチア行きの発車まで時間がなく、座席予約はせず列車内通路でスーツケース上に座りつつ移動。
駅降りるとすぐ目の前には大運河と水上バスの乗り場があって、とても新鮮でとてもわくわくする町並み。
水上に浮かぶ建物や、チョイ悪親父たちが走らせるゴンドラやジェット船を見ながらサン・マルコ広場から程近い宿へ。



列車でちゃんと座らず3時間過ごしたせいか、2人とも疲れ心地。
けど、ラグーア沖に浮かぶ離れ小島の1つ、ムラーノ島には、日程上今日じゃないと行けないから、ということで、夕方から水上バス乗り場へと向かう。

そのムラーノ島が実際よかった。
ミラノ・ヴェネチア、どちらもやはり観光都市でせわしなく落ち着かない感じだったが、この島には生の生活感と落ち着きがあり、かつ夜であることがその落ち着きを一層引き立てていて、「水上に暮らす風景」の雰囲気を味わう。

その後、イタリアではヴェネチアで一回美味しい海の幸を食べようと決めていた通り、レストランに向かうが、ここでヴェネチアの迷路に迷い込む。
そう、ヴェネチアは道がめちゃめちゃ細く入り組んでいるんです。

2・3度道を訊ねて(このときはイタリア語使った相手が警官だったので親切に教えてもらった)その通り行ってもなぜかたどり着かず、
あきらめかけた時ようやく発見!
あやうくマックになるとこだった(笑)
(余談、イタリアはどの町いってもファーストフードはマックが独占状態であちこちにあった)
無事この日はムール貝に美味しいワインで締めました。